エンジン換装 〜その5(最終)「エンジン積み込み」



 シムが届いたのでヘッドを組み上げます。バルブクリアランスは目標どおり±0.02mm以内におさめました。
 ヘッドが完成したので腰下と結合し、エンジンAssyを完成させ、お手伝いに来てもらった会社の後輩のgatoku君と2人で積み込みはじめます。
 そこにたまたま暇だったみたいで庭をぶらぶら散歩してた親父が現れ、「どうや、進んでるか?ちょっと手伝おうかな。」と言ったのが運のつき、猫の手も借りたい・渡りに船・猫にマタタビ、晩飯おあづけでキッチリ夜まで手伝わせました。この親父、一応、大学教授なんやけど・・・。
 私と、ボードに行きたいのに無理矢理気味に手伝わされている後輩と、おもしろそうだから手伝いはじめ早々に飽きてきたけど成り行きで仕方なく手伝っている大学教授というおかしな3人組で作業を進めます。
 エンジンとミッションの合体に案外手間取って結構必死で作業したため、写真はほとんどありません。


 

 

 
 タイベルテンショナーを万力で縮めて新品タイミングベルトを間違いなくちゃんと装着しました。



 
 素人のくせに、クラッチ取り付けの時に使う芯出しSSTってなものをちゃんと持ってます。




 なんとかミッションと結合してE/Gマウントボルトも締めて安心し、その日は作業終了。ふと外を見ると雨が雪に。今年の初雪です。復活に向けてモチュベーションが高まります。
 インマニの赤チヂミ?塗装はパリパリと剥れて鬱陶しいのではがせるだけはがしておきました。

 後は補機・配線・配管類をどんどん取り付けていくだけです。タービン周りのバキュームホースがどこにどうつながっていたのかわからなくなり、テキトーに繋いだのでちょっと不安ではあります。やっぱり整備書、上巻だけでも買っとけばよかったかな?→よくよく考えてみるとパーツリストに図が載ってました。



 最後にインタークーラーとエアクリを取り付けて完成!
 オイル・水を入れ、初期オイル潤滑のためにプラグコードを抜いて何回かクランキングをしておいて
 ベルハウジングやエンジンヘッドの中に、行方不明になった12×14メガネレンチを忘れていないことを祈りつつ
 いざエンジン点火!!
 (しかし、エンジン内&オイルクーラー内空ッポだとはいえ、オイル6Lも飲み込むか?)

 セル一発で普通にエンジンかかりました。
 無事復活です。

 ブローから約1ヶ月、思っていたよりかなり早く復活できました。心配していたエアコンガス抜けもなく、何より初積雪に間にあったのが嬉しいです。早速嬉々としてスタッドレスに履き替えておきました。
 仕事から帰ってからの夜の作業をさせてくれた家族、作業を手伝ってくれた友に感謝です。ついでに、通勤の足として壊れずに老体に鞭打ちなんとかノントラブルで走ってくれたCZ150Rにも感謝。


 EJ20Kヘッド+EJ205腰下・推定圧縮比8.9のエンジンのインプレッションは、その内GC8インプレッサページに追記します。
 今の所感じたのは、何故かクラッチが軽くなってることと、アイドリング時&アクセルオフ時のインマニ負圧が大きくなっていることです。負圧増加は圧縮比アップのせいでしょう。
 (※クラッチが軽くなったと思ったのは久しぶりに乗ったので感覚を忘れていたためで、負圧増加はスピードセンサー断線によるISCバルブエラーのため、アイドリングが不安定になっていただけでした。)

 それにしても、油圧計付けてみてはじめてわかったんですが、ファーストアイドリングで油圧7〜8kgf/cm2、油温80度に安定してからも4kgf/cm2もかかってます。15W-50という固めのオイルでしかも冬ということもあると思いますが、こんなもの?



 また同じ事を繰り返さないため、メタルブロー対策(というほどのものでもないですが・・・)を施しておきました。


<メタルブロー対策その1>
 
 オイルポンプ強化。
 リリーフバルブのスプリングにワッシャー(1mm厚×2枚)をかませ、バネのイニシャル圧を上げておきました。高回転時の油圧が若干アップするかもしれません。


<メタルブロー対策その2>

 油圧計取り付け。
 追加メーターは水温・油温・ブーストメーターだけで充分だ、と思ってましたが、油圧計も取り付けました。
 メーター配置・取り付けのセンスが悪いのは自覚してます。落っこちなくて邪魔にならずにちゃんと見えればいいんです!


<メタルブロー対策その3>
 エンジンオイルは規定量+0.5〜1.0L入れることにします。
 某有名ラリー屋さん曰く、「インプレッサのオイル交換は通常交換時5.0Lは入れないとダメ」らしいです。


<メタルブロー対策その4>
 Mark-n先輩と一緒に走りに行かないようにする。
 あの人と走りに行く度に何かしらのトラブルに見舞われる・・・




※ Special Thanks To エンジン積み込みを手伝ってくれた(無理矢理手伝わせた) gatoku君&親父
  (親父には特別功労賞として、去年落としてしまてそのままになっている、親父の車のホイールキャップをプレゼントしておきました。)

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