エンジン換装 〜その2「エンジン降ろし」
さて、とりあえずエンジンを降ろさなければ何もできません。
この状態からスタートです。
・・・と、その前に、エンジンオイルを抜いてメタルの状態を推測します。
写真が上手く撮れなかったのでただのどぶ川みたいに見えますが、ドレーンから抜いたオイルには鉄粉はほんの少ししか確認できませんでした。
お、これは案外軽症か!と思ったのも束の間、オイルフィルターを外してみると、これまた写真写りが悪くてよくわかりませんが、キラキラと鉄粉が出てきました。やっぱりメタル流れてます。
気をとりなおして、サクサクと外せるものを外していきます。
イメージ的には、エンジンルームぎっしりだしターボまで付いてるのでハチロクのように簡単にはエンジン降ろせないだろうな、と思ってましたが、案外降ろしやすいです。
ボンネットが垂直固定できるのでボンネットを外す必要が無いこと、デスビが無いこと、電気配線がまとまっているので2〜3カプラー外すだけで済むこと、E/G・T/M結合ボルトが少なくかつE/G・T/M・バルクヘッド間の隙間がものすごく広いため手が入れやすいこと、エキマニが付いたままでエンジン脱着ができること
が理由だと思います。ハチロクよりエンジン降ろしやすいです。
とはいうものの、やはりてこずる箇所はあります・・・。
タービンとフロントパイプの結合ボルト、Fパイプの曲がりに邪魔されてコマもメガネも噛まず、首振りエクステンションをかましても上からも下からも力が入りにくく、スペースが狭く回し難い・・・
3/8ソケット+3/8首振りエクステンション+3/8・1/2変換アダプター+1/2エクステンション+1/2ラチェット
試行錯誤のうえ、この組み合わせでやっと外れました。
E/G・T/M結合ボルトの右下の1個、ステアリングシャフトやドライブシャフトその他が邪魔で回せない・・・
やむを得ずドライブシャフトミッション側を抜いて外しました。
上記2箇所で大きく時間ロスです。何かもっと効率よく外せるいい方法はないのだろうか?
なんとか、あとはエンジン吊るし上げるだけ、の状態に。
ちなみに、エアコンコンプレッサーもパワステポンプも外してしまわずに、横に避けておきます。エアコン配管がねじれて千切れそうです・・・。
あ、それからこのエンジン、エンジンフックが付いていません。その辺に転がってたハチロク用エンジンフックをテキトーな所にねじ込んでおきます。
エンジンクレーンなんてもの持ってませんので、必殺単管パイプ!です。
車庫の梁にチェーンブロックを掛けようかとも思ったんですが、200〜300kg程度のエンジンくらいではまず大丈夫だとは思いますが、バキッと折れて車庫が崩れて「ドリフの最後」みたいになると何かと厄介なのでやめておきます。
前にハチロクのE/Gを載せ換えた時は、単管パイプでタワーを組んで吊るしたんですが、その時買った単管パイプ達はその後、
洗濯干場→タイヤラックへと転職されましたので、残った5〜6本だけで何とかするしかないです。
考えた結果、3m単管パイプ3本をタコマンの三脚ヘッドを使ってやぐら組みすることに決定。
三脚ヘッドが7,500円と思いのほか高くつきましたが、単管パイプ3本だけで素早く組み上げられ、1t程度まで吊るせる、という魅力に負けました。
エンジンとミッション間の隙間ををこじり開きガタガタ揺らし、結構苦労しましたがなんとか降りました。
やはり外し忘れた配管があり、何箇所かブチ切ってしまいましたが、単管三脚はびくともしませんでした。
で、お約束の記念写真。
エンジンスタンドに据え付ければとりあえず一安心です。
休む暇なくヘッドと腰下を分離させます。
以上5枚、念のため自分用の備忘写真です。
75,000km走ったシリンダー&ピストントップです。カーボンもほとんど積もっておらず、綺麗なものです。
※ Special Thanks To エンジン運ぶのを手伝ってくれた(無理矢理手伝わせた) ニエロ&おふくろ