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とりあえずエアコンは動くようにはなったが、低速時アクセルオフでエンストするのには辟易する。1日に4〜5回はエンストをこく。 また、スイッチONで常にエアコンコンプレッサーが回っているため、エバポが凍ったり高圧側配管が熱を持ち過ぎないか不安である。 考えてみると、エアコンスイッチすら光らないというのはものすごく単純なところが悪いのではなかろうか？と思い、とりあえずエアコンスイッチを予備のエ アコンスイッチと付け替えてみた。しかしやっぱり光らないし作動しない。予備スイッチは確認後バラバラにしてみたが球も切れてないし接点も正常だ。バラす 際バネがビヨーンと飛んでいってしまって予備スイッチ1個ダメにしてしまったのは不覚であった。 やはり順を追って、元から配線を追ってみることにした。 |
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AE86のエアコン制御配線は、助手席足元のECU下あたりにあるジャンクションブロックNo4から始まっている。 まずバッテリーから来ている配線がヒーターリレーを通ってブロワーモーターとエアコンヒューズに分岐し、エアコン側はそのままエアコンスイッチに直行す るようになている。 エアコンスイッチがONになると電流はエアコン制御基板（俗に言うエアコンアンプ）に入り、アンプ君が、ガスは入ってるか、コンプレッ サーはロックしてないか、エバポ君が冷えすぎてないか、とか色々考えてアイドルアップしたりマグネットクラッチを入り切りしてくれる。 ちなみに、オートエアコンの場合はエアコンアンプ付近にもう一つブラックボックスが付いていて、こちらの基盤はブロアーの風量を勝手に増減したり、吹き 出し口を勝手に変えたり、と余計なお節介をしてくれているようだ。我が車はここをキャンセルというか無視してマニュアル化しているが、配線図を見る限 りエアコン制御とブロワー・吹出口制御はほとんど連動することなく別系統となっているようなので、オート→マニュアル化（温度センサーが無かったり、パ ワーサーボが無かったり）はエアコン不動とは関係ないように思える。 私のハチロクの場合、ブロアモーターは回っているので一番最初の分岐以降の配線がおかしいことになる。フューズが切れていないことは一番最初に確認しているのでその後だ。 |
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とりあえずエアコンスイッチのカプラーの通電を調べると、ここでいきなり電気が来ていない。 しかしヒューズからスイッチカプラーまでの配線自体はちゃんと導通している。 |
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そしてエアコンヒューズの電源側配線には電圧がかかっているが反対側には電圧がかかっていないのだ。 しかしヒューズは切れておらずちゃんと導通してい る。 ？？？ よくよく見てみると、ヒューズが挿さる端子が錆びて半分朽ち果ててしまっていて、ヒューズと接触してないのを発見！ この部分に台所用アルミ箔を折り畳んで挟んでみると・・・ |
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エアコン完全復活。これだけのことだったのか・・・アホらし。 |
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ちなみに、エアコンアンプはチップの足を切っていない無加工のもので試してみたのだが、スイッチ点滅してエアコンSTOPすることなく何事も無く
動いてしまっている。 コンプレッサーロックセンサーを繋げていないのでロック検出で止まってしまうものと思っていたのだが一向に止まる気配がない。 パーツカタログで調べてみるとエアコンアンプはAE85のものを除いて3種類のトヨタ品番がある。オートエアコンの有無とパワステの有無で違うようだ。 使った予備のエアコンアンプがたまたまパワステ無し用のものだとすれば納得行くのだが、デンソー品番と思われるコネクターにある「077100- 1330」という品番も、基板に直プリントしてある「077151-0370」品番も、車両に付いていたパワステ付き用と思われるものと全く同じなのだ が・・・。もうひとつ余らせてい る正体不明のエアコンアンプもあわせて3つ、品番は全く同じ品番だ。 ただし、左写真のように裏面に違う箇所がある。正体不明の方にはダイオードが2つ付いている。車両に取り付けたものは確認し忘れたのだが、基板についてるチップは3基板ともSE037でなくSE012だった。 たまたま運良くパワステ無し用のアンプを選んだということなのかな？ 完全復活してエアコンアンプのありがたみがわかった。エンストしないのだ！設定回転数（エアコンアンプのつまみを回して微調整できる）を下まわるとマグ ネットクラッチへの通電をストップしてエンストを防いでくれるのである。これはすごい文明の利器だ！もう20年近く色々な自動車を運転してきたが、こんな ことをしてくれているとは気付かなかった。 エアコンスイッチONのままでも温度やエンジン回転数に応じてマグネットクラッチをON・OFFしてくれたりアイドルアップしてくれたり、燃費向上を考えてくれたり、エアコンアンプ、なんてマメな憎い奴なのだ！ |
