装着編ページを作ろう作ろうと思いながら日が経ってしまいました。その間に新たにボルクTE37の15インチホイールを買いましたので、装着編はこちらのホイールを使います。ちなみに中古で2本7,000円でゲットしました。 サイズは、外す編で使ったタケチのCP-Fと全く同じ、径15インチ、幅7インチです。これに195/60-15のトーヨー・トランパスをはめます。ほんの少し引っ張りタイヤになります。 (準備物) 外す編と同じですが、陰干しトップは洗濯で使い切られてましたので、ボールドに変更します。 |
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まず、タイヤに挟んでいるビール缶を取り、ビード部に水に溶かしたボールドを塗ります。 ほんのりと「洗いたてのいい臭い」がします。 この処理は案外大切です。塗らないで組むとなかなか嵌らないことがあります。 タイヤにビール缶を挟んでいるのは、タイヤのみで保管していると、ビートからビートの間がせばまってきて、引っ張ってホイールにはめ、エアでビードを噛ませる際にビードがはまりにくくなるためです。このサイズのタイヤには500ml缶がぴったりです。もっと幅の狭い(適正リム幅の)ホイールにはめるのなら必要ありません。 また、陰干しトップやボールドが無ければ、牛乳石鹸や55-6等の潤滑スプレーでもOKです。もしかしたら納豆やなめこ汁でもいいかも知れませんが、後々大変そうなのでお勧めはしません。勿論、ビードクリームでも良いです。 |
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エアバルブ側からはめ込み、上から手でギュっと押し込みます。サイズやタイヤとホイールの組合わせによっては、運がいいと、この時点で片側のビードがスポっとはまってくれることがあります。 ホイールを地面に置いておいて、タイヤを頭の上から振りかざし、ホイールのリムめがけて全力で打ち込むと深くはまってくれることもあります。 この時点で、エアバルブの位置とタイヤの軽点をあわせておきます。今回は、軽点マークは消えてしまっており、わからなくなってしまってますのでどうしようもありませんでしたが・・・。最近のタイヤは品質がいいので、別に軽点をあわせなくても、そんなにブレません。軽点も合わせず、バランスも取ってないタイヤで、この前ぬゆわkm/h走行しましたが、全くブレず、なんともなかったです。 |
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今回のタイヤとホイールの組合せでは、人力だけではやっぱりはまってくれませんでしたので、タイヤレバーではめます。 はまっている所とはまっていない所の境界辺りにレバーを差込み、少しずつはめ込んでいきます。 |
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片側のビードがはまりました。 初めのビードは、大体、苦労せずに結構すんなりはまります。苦労するのはもう片方のビードです。 |
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もう一方のビードにも、同じようにボールドを塗ります。 やっぱり「洗いたてのいい臭い」がします。 |
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まずはこのくらいの間隔でレバーを2本挿入し、少しずつリムに落とし込んでいきます。 この時点でもう一度軽点を確認しておいてください。両ビードをはめてしまうと、タイヤを回しにくくなります。 |
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片方のレバーはその位置のまま固定しておき、もう一方のレバーを抜き、その場所に3本目のレバーを差し込んでおきます。写真ではマイナスドライバーを使ってます。 この作業を少しずつ少しずつ進めていきます。 |
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このくらいはまってくると、簡単にはまらなくなってきます。レバーが折れるくらいの勢いでフルパワーをかけて無理矢理はめてください・・・嘘です。意地になって無闇にレバーをこじってもリムに傷が付いたりビードが千切れたりするだけです。 うまくビードがはまる角度・レバー間の距離がありますので、試行錯誤でそのタイミングを探ります。 この時、はめ込もうとしている対角反対側のビード部を、写真のように押さえつけておくのがコツです。これだけでかなり嵌り易くなります。ビードブレーカーでなくても、足で踏みつけておけばOKです。 |
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全て嵌り込む直前です。 この直後、スポっと嵌りました。 |
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サイズや組合せによっては、ほとんど力を入れずに、簡単にはまってくれる時もあります。 その場合、こんな感じでプラハンでビードをコンコンと外向きに叩いてやるだけではまります。 |
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両側のビードがリムにはまりました。 | |
あとはエアを入れてビードをリムにかませれば完成です。 まず、タイヤ・ホイールを縦にして何回か地面に叩きつけ、タイヤとホイールをなじませ、ムシを外して圧縮空気を入れていくと、ミシミシモリモリミシミシバンッという音と共にビードがリムにはまります。わかっていてもびっくりするくらいバンッってでっかい音が鳴ります、しかも2回。毎回ビクビクしながらエアを入れてます。 適正組合せの場合はこれでいいのですが、タイヤ幅に対して太過ぎるリム幅のホイールの組合せ、俗に言う引っ張り状態の場合、リムとビードの間に隙間ができ、そこからエアが漏れて、そう簡単にはエアが入りません。ビール缶を挟んでタイヤに癖をつけておいたりするだけでかなり改善されます。 |
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引っ張りタイヤ対処法その1 こんな感じで乗っかってボヨンボヨンと体重を抜いたり掛けたりしながらエアを入れるとはまることがあります。 専門用語で、「ジャン・アレジと後藤久美子法」といいます。 |
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引っ張りタイヤ対処法その2 トラック用チューブで押さえ込みながらエアを入れるとはまることがあります。 |
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引っ張りタイヤ対処法その3 自転車用チューブで押さえ込みながらエアを入れるとはまることがあります。 ただし、チューブが細いため、ビードとリムの間にチューブが挟まったまま噛み込んでしまい、どうしようもチューブが取れなくなることがありますのでご注意ください。 |
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引っ張りタイヤ対処法その4 タイヤをプラハンでゴンゴン叩きながらエア圧をかけるとはまることがあります。 原理的には「ジャン・アレジと後藤久美子法」と同じです。 |
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引っ張りタイヤ対処法その5 最終手段です。 ホイールとタイヤの間にブレーキクリーナー等の可燃性のスプレーを充填して爆発させると、大概の場合、ビードはあがります。(9インチ幅ホイルに175mm幅タイヤとかでもビードがあがります。) ※危険ですので真似しないでください。 |
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引っ張りタイヤ対処法その6 ラリーチューブを入れてください。 |
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うまくビードがはまれば完成です。 コツさえ掴めてくれば、案外、リムに傷はつきません。 今回は、タイヤとホイールの組合せが比較的簡単な組合せだったため、外すのに10分、組込むのに5分ぐらい、ホイールリムは無傷でした。 ただ、今回の組合せでは、1セットはすんなりビードが上がったんですが、そんなに引っ張りでもないし、ビール缶を挟んでおいたにも関わらずもう一方の1セットはエアが中々入りませんでした。上記対処法1〜3で中々ビードが上がらず、対処法4でなんとかビードが噛みました。 |
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で、くれぐれもエアバルブキャップはプラスチック製を使いましょう。 何故か、はこちらを。 |