とりあえずキャブを外してみる。 取り外す過程で、アクセル固着はキャブのリンク固着のためであることが判明。メーカー廃盤のアクセルワイヤーはスムーズに動くので一安心。 負圧室のダイヤフラムのゴム、バキュームピストンは損傷なくてこれまた一安心。これまた既にメーカー廃盤なのです。 フロート室を空ける・・・ウホッ、腐ったガソリンでギトギトです。 |
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勿論、各ジェットの通路も完全に塞がってます。 サンエスK-1にドブ漬け。ところが、穴の大きいメインジェットは貫通しましたが、スロージェットはどうしても貫通しません。また、組み上げようとしたところで燃料連結パイプのOリングを破損。 スロージェットと純正ガスケットセットを注文するはめになり、キャブ組み上げはここで中断。 |
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次にガソリンコックにとりかかる。 こちらも強烈。 フィルターカップはこんな状態です。787円と少しお高いですが、この際新品を注文。 それにしても純正部品、どれもこれもすごい値上がりぶりです。保管料?が年々うわのせされて平成4年のメーカー希望小売価格の倍くらいの値段になってます。キャブのフロート室のOリングなんて4つで4,828円、とても買う気になれませんでした。 |
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昔はガソンリンだったと思われるこの黒い汁、臭いです。 家の中に腐敗ガソリン臭を蔓延させてしまいました。 |
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フィルタースクリーンはカチカチに固まってしまっており、引き抜く再にパリパリと砕けてしまって再使用不可能。 1,239円とバカ高ながらなんとか部品は出るようです。メーカー在庫残り僅か、廃盤寸前のようです。 新品部品到着までこちらも組み上げ中断。 |
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次に固着した前後ブレーキをバラします。 案外軽症です。 ピンブーツもピストンシールも使えそうですが、シールだけは新品を組み付けることにします。 極限まで再生費用を抑えるため、ピンブーツは再使用します。 マスター側はスムーズに動くのであえて開けずに、とりあえずそのまま使用します。 |
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ピストンも軽症です。 | |
800番のペーパー、さらにピカールで磨き上げます。 パッド側の固着部分のサビを削り落とすと、所々窪みができてしまいましたが、なんとか使えるでしょう。 シールが届くまで組み上げ中断。 |
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作業中断ばかりでフラストレーションがたまってきたので何か創造的な作業をしようと、来るべきキャブ同調時に使う、ガソリンタンクを作ることにします。 材料はありあわせの車の部品を使用。 |
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仕上げに、ペットボトルの底の部分にエア抜き用の穴を開けて完成。 |