CBR250R復活記 〜 その2

 とりあえずキャブを外してみる。
 取り外す過程で、アクセル固着はキャブのリンク固着のためであることが判明。メーカー廃盤のアクセルワイヤーはスムーズに動くので一安心。

 負圧室のダイヤフラムのゴム、バキュームピストンは損傷なくてこれまた一安心。これまた既にメーカー廃盤なのです。

 フロート室を空ける・・・ウホッ、腐ったガソリンでギトギトです。
 勿論、各ジェットの通路も完全に塞がってます。

 サンエスK-1にドブ漬け。ところが、穴の大きいメインジェットは貫通しましたが、スロージェットはどうしても貫通しません。また、組み上げようとしたところで燃料連結パイプのOリングを破損。
 スロージェットと純正ガスケットセットを注文するはめになり、キャブ組み上げはここで中断。
 次にガソリンコックにとりかかる。

 こちらも強烈。

 フィルターカップはこんな状態です。787円と少しお高いですが、この際新品を注文。

 それにしても純正部品、どれもこれもすごい値上がりぶりです。保管料?が年々うわのせされて平成4年のメーカー希望小売価格の倍くらいの値段になってます。キャブのフロート室のOリングなんて4つで4,828円、とても買う気になれませんでした。
 昔はガソンリンだったと思われるこの黒い汁、臭いです。
 家の中に腐敗ガソリン臭を蔓延させてしまいました。
 フィルタースクリーンはカチカチに固まってしまっており、引き抜く再にパリパリと砕けてしまって再使用不可能。
 1,239円とバカ高ながらなんとか部品は出るようです。メーカー在庫残り僅か、廃盤寸前のようです。

 新品部品到着までこちらも組み上げ中断。
 次に固着した前後ブレーキをバラします。

 案外軽症です。

 ピンブーツもピストンシールも使えそうですが、シールだけは新品を組み付けることにします。

 極限まで再生費用を抑えるため、ピンブーツは再使用します。

 マスター側はスムーズに動くのであえて開けずに、とりあえずそのまま使用します。
 ピストンも軽症です。
 800番のペーパー、さらにピカールで磨き上げます。

 パッド側の固着部分のサビを削り落とすと、所々窪みができてしまいましたが、なんとか使えるでしょう。

 シールが届くまで組み上げ中断。
 作業中断ばかりでフラストレーションがたまってきたので何か創造的な作業をしようと、来るべきキャブ同調時に使う、ガソリンタンクを作ることにします。

 材料はありあわせの車の部品を使用。
 仕上げに、ペットボトルの底の部分にエア抜き用の穴を開けて完成。

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