LLC廃液処理


 廃油処理に続き、今度は不凍液廃液がたまってきました。

 勿論、本来なら販売店やガソスタに持って行って処分を頼めばよいのでしょうが、私の場合、行きつけのショップやディーラーは無く、ガソリンもセルフで入れるし、オー○バ○クスで何かを買うこともほとんど無い。かといって産廃処理業者に取りに来てもらうほど何千リッターと大量にたまっているわけではないのです。

 薄めてトイレに流してしまえばOK、という人もいますが、一応有害物質なのでそれは止めた方がいいかと思います。

 以前作った廃油ストーブで燃やしてしまえばいいのですが、あれは騒音が五月蠅いし、燃え上がるまで手間がかかって結構面倒、何よりこのくそ暑い(今は8月)中ストーブは御免こうむりたい・・・。

 というわけで、固めてポイすることにしました。
 廃油を固めてポイには失敗しましたが、クーラントの場合、「クーラント凝固剤」ってなそのものずばりなものがあります。以前から気になっていた商品ですが、使ってみるのは初めてです。
 スズキ クーラント凝固剤 KG-009 1kg、1,680円です。(全国のスズキ自販若しくはスズキ二輪販売店で買えるかと思います。)
 主成分は、「アワリル酸・アワリル酸ソーダ共重合体」となっています。多分 「アクリル酸」の間違いだと思います。

 調べてみると、紙おむつの吸収体とか携帯トイレなどの主成分のようです。

 ・・・ん?それならわざわざこんなもの買わなくても紙おむつでええやん!
 ということに気がついたので、クーラント凝固剤を試す前に紙おむつを試してみます。
 名づけて「ワハハ本舗梅ちゃん方式」

 ムーニーマンの幼児用Lサイズにクーラント廃液をドボドボ・・・

 思っていたよりも吸いません。700ccくらいが限界っぽいです。
 大人用ならもっと吸うようです。
 今度はいよいよ凝固剤を試してみます。

 「薬剤1kgで廃液20リッター」とあるので、とりあえずLLC 4リッターに凝固剤200gを加えてまぜまぜしてみます。
 混ぜていくと段々クリーム状になり、最終的にかき氷(メロン味)のようなザクザクした感じのゼリー状になります。
 やり方が拙いせいか、4リッターに200gでは完全にゲル化しきれません。
 結局、凝固剤を1/3袋くらい投入しました。
 買い物袋を閉じて、このまま可燃ゴミとして出します。LLCは第3石油類なのでOKだと思います。

 さて、おむつか凝固剤、どちらの方法で処分するのがコスト的に優れているのでしょうか?

 今回の結果を基に計算すると・・・
 【LLC廃液20リッターを処理するに要するコスト】
  凝固剤 ・・・ 1.6kg 2,688円
  紙おむつ・・・ 29枚  812円
 費用的には紙おむつの方が安上がりです。

 問題点としては、紙おむつにLLCを吸わせていると、何だか悪いことをしているような気になることです。
 また、大量の紙おむつ(うっすら緑色)をゴミ袋に詰めて収集に出すのは少し気がひけますし、大量の緑色をした毒々しい得体の知れないゼリー状のモノが詰まった袋を収集に出す(大量のメロンゼリーを捨てようとしているようにみえます。)のもやはり少し気がひけます。

 こっそりこのゴミを捨てようとしている所を近所に人に目撃されてしまうと、
 「何で○○さんちの○○ちゃんのおしっこは緑色なんだ?しかもあんな大量に放尿するのか、どっか体悪いんちゃうか?可哀想に・・・。」
 と、奇異の目で見られたり、
 「何で○○さんちのご主人はあんなに大量のメロンゼリーを捨てようとしてるんだ?あれだけメロンゼリーを買い込んだということは相当なメロンゼリー好きか、メロンゼリーばっかり食べてるからあんなメタボになりはったんやわ。いや、捨てようとしているということは相当なメロンゼリー嫌いで、世の中からメロンゼリーを抹殺しようと集めて捨ててはるんか?」
 と、あらぬ疑いをかけられたりします。


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