エアコン装着 その後

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 またまたまたエアコンが壊れた。
 ある日いきなり生ぬるい風しか出なくなった。

 完調状態は半年もたなかった。やはりハチロクにエアコンなんて邪道だとハチロクの神様がお怒りになられたのだ。
 しかしわたくしとてそんなに若くはない、エアコン無しで昨今の夏の灼熱地獄を乗り越えられる自信はないし、ここまで立て続けに壊れてくれると意地でも直してやりたくなる。

 こうなれば徹底抗戦である。

 何回も何回も高いガスを使ってられないので修理ついでにこの際、ガスもオイルも134aに代えてみることにする。
 さらに低圧側バルブを134a仕様にして、Oリングと虫バルブを134aガス対応のものに替えておく。

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 配管の繋ぎ目からのスローリークだと思って、ガス漏れ検知用UV蛍光剤を投入してガスを入れてみたが、5kgf/cm^2を超えるあたりでコンプレッサー付近から「シュー」とガスの抜ける音がして、暫くすると全量抜け出てしまった。
 どうやらコンプレッサー本体からのガス漏れっぽい。蛍光剤1本無駄にしてしまった。

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 コンプレッサーを降ろしてガス出入口を外してみたら、やはりOリングが千切れていた。

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 一か八かで中古のコンプレッサーを買ってみたが、ハズレを引いてしまい、圧縮不良で役に立たたず、結局リビルドのコンプレッサーを買った。
 134a仕様ではなく普通のR-12仕様のもの。134a仕様は高かったので断念した。

 Oリングやコンプレッサーは134a仕様でなくてもそれ程不都合はないと思う。
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 冷凍機油はレトロフィットキットについてきたPOEオイル(右側)を入れた。

 ちょっと無駄遣いしてしまい150ccギリギリしか残ってなかったので、足りない時のためデンゲン純正PAGオイル(左側)も用意した。(結果的に使わなかったが)

ae86aircon5-07.jpg  真空引きしてガス充填してしまった後にオイルを120ccしか入れてないことに気付いたためオイルインジェクターで30cc追加注入した。

 今回はガス追加充填と一緒にオイル補充したのでマニホールドゲージと注入口の間にインジェクターをかましたが、オイルのみ追加注入したい場合でもインジェクター単体で注入できるすぐれものである。(コンプレッサー停止時、低圧側の圧が高い時に接続してタンク内に圧をかけておき、コンプレッサーを回して配管内の圧が下がった状態でバルブを開けると圧力の差でオイルが配管内に注入される。)

 オイルインジェクターとコンプレッサーオイルさえ確保しておけば、ガスが減ってしまった時に、高いオイル入りガス缶を買わずに安価でガス&オイル補充できる。
ae86aircon5-08.jpg  前回ガス充填後、色々調べてる時にAE86の純正エアコン(R-12冷媒)のガス充填量は500gではなく750gっぽいことを発見したので今回は750gの80%、600g充填した。

 最後にオイル量チェックをして完成。
 さらに、
 オートエアコンを最小限の加工でマニュアル化していたが、一箇所だけ手付かずの箇所があったのでこの機会に修正しておく。
 ブロワレジスタである。
 オート用とマニュアル用でブロアーレジスターが異なる。これを交換せずにオート用のレジスターのままなので、「Lo - 1 - 2 - Hi」となるべきところが「Lo - Lo - 1.8? - Hi」みたいになってしまっているのだ。
 レジスター本体とエアコン配線一式をマニュアル用に交換してしまえばいいのだが面倒臭いしあらたに購入するのは勿体ないのでオート用レジスタのままで「Lo - 0.8? - 1.8? - Hi」くらいにすることにする。

 ややこしいのでごく簡単に言うと、Pカプラー5番を切断してブロアレジスタ2番に繋げた。


 苦節2年目にしてやっとエアコンが(ほぼ)正常作動するようになった・・・と願いたい。
 梅雨に間に合った。
 頼むからもう壊れないでくれ!!


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