モトラトライク マフラー制作

motra036.jpg  やはりレーシングマフラーは五月蠅い。
 40歳を目前に控えたおっさんが乗るには、ちょっと近所の目が気になる。
 そもそもうるさいマフラーにしたくてしたわけではない、できれば静かな方がいい。
 ちょっと深めにバンプするたびにフェンダーステーとサイレンサーがゴツンゴツン当たるのもやっぱり気になる。

 そう思いながらも面倒くさくてそのまま乗っていたのだが、ふと自由時間ができたので、重い腰をあげて作ってみた。

 前回の失敗を踏まえて、今回は肉厚の鉄パイプを選択。

 内径23.4パイ、t1.9mmの丸形構造用鋼管(STKM)
motra039.jpg  カセットボンベガスバーナーでも、しっかり炙ってあせらず曲げると、多少ツブレはあるものの、な んとか思いどおり曲げられた。
motra037.jpg   今付いているキタコのマフラーを手本に、途中までは同レイアウトで曲げてみた。
motra038.jpg  soloマフラーのフランジを切断して溶接。

 この溶接は、阿弥陀頭溶接と言って、溶接技術未熟な素人にしか出来ない高等技術である。
motra040.jpg  車体に付けて確かめてみる。

 最後のカーブをちょっと早く曲げすぎたみたい・・・。
motra041.jpg  仕方ないので、途中で切断(赤矢印)。

 ソロサイレンサーに、新たに曲げたパイプを溶接し(青矢印)、2ピース構造とした。

 赤矢印部は、エキパイ内径と同径に外径を加工したパイプを差し込んで、各ピースを差し込んだだけ。排気漏れするようならアルミ板でも巻いてその上からホースバンドで締め付けるつもり。最悪溶接してしまえばいい。
motra042.jpg  耐熱ブラックで塗装して完成。

 折角自分で好きなようにレイアウトできるので、センター出しや車体下部排気、前方排気、横出し、垂直上方排気など色々レイアウトを考えてみたのだが、結局オーソドックスなこの形に落ち着いた。
motra043.jpg  これだけフェンダーステーと離せばフルバンプしても干渉しないだろう。
  で、肝心の性能。抜けが悪い。ノーマルマフラーよりは抜けがいいかも知れないが、今まで付けていたキタコのレーシングマフラーの方が全域で性能がいい。最 高速55km/hまでは出ていたのが、50km/hで頭打ちになってしまった。かといって低中速域でも特別トルクフルなわけでもない。
 ただし、物凄く静かだ。
 でも、ある程度回すとパワフィルの吸気音が勝ってしまい、結局うるさい。

 結論、キタコのレーシングマフラーでいい。



モトラトライク化計画
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