やはりレーシングマフラーは五月蠅い。 40歳を目前に控えたおっさんが乗るには、ちょっと近所の目が気になる。 そもそもうるさいマフラーにしたくてしたわけではない、できれば静かな方がいい。 ちょっと深めにバンプするたびにフェンダーステーとサイレンサーがゴツンゴツン当たるのもやっぱり気になる。 そう思いながらも面倒くさくてそのまま乗っていたのだが、ふと自由時間ができたので、重い腰をあげて作ってみた。 前回の失敗を踏まえて、今回は肉厚の鉄パイプを選択。 内径23.4パイ、t1.9mmの丸形構造用鋼管(STKM) |
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カセットボンベガスバーナーでも、しっかり炙ってあせらず曲げると、多少ツブレはあるものの、な
んとか思いどおり曲げられた。 |
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今付いているキタコのマフラーを手本に、途中までは同レイアウトで曲げてみた。 | |
soloマフラーのフランジを切断して溶接。 この溶接は、阿弥陀頭溶接と言って、溶接技術未熟な素人にしか出来ない高等技術である。 |
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車体に付けて確かめてみる。 最後のカーブをちょっと早く曲げすぎたみたい・・・。 |
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仕方ないので、途中で切断(赤矢印)。 ソロサイレンサーに、新たに曲げたパイプを溶接し(青矢印)、2ピース構造とした。 赤矢印部は、エキパイ内径と同径に外径を加工したパイプを差し込んで、各ピースを差し込んだだけ。排気漏れするようならアルミ板でも巻いてその上からホースバンドで締め付けるつもり。最悪溶接してしまえばいい。 |
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耐熱ブラックで塗装して完成。 折角自分で好きなようにレイアウトできるので、センター出しや車体下部排気、前方排気、横出し、垂直上方排気など色々レイアウトを考えてみたのだが、結局オーソドックスなこの形に落ち着いた。 |
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これだけフェンダーステーと離せばフルバンプしても干渉しないだろう。 |
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で、肝心の性能。抜けが悪い。ノーマルマフラーよりは抜けがいいかも知れないが、今まで付けていたキタコのレーシングマフラーの方が全域で性能がいい。最
高速55km/hまでは出ていたのが、50km/hで頭打ちになってしまった。かといって低中速域でも特別トルクフルなわけでもない。 ただし、物凄く静かだ。 でも、ある程度回すとパワフィルの吸気音が勝ってしまい、結局うるさい。 結論、キタコのレーシングマフラーでいい。 |