ブローしたEJ20Kエンジン(腰下)分解

 メタルブローしたエンジン、とりあえず玄関脇に置いているのですが邪魔になってます。
 エンジン載せ換え作業も無事終了したので、どのメタルが逝っちゃったのか検証するため、また倉庫に移動させるためにバラバラにします。
 サクサクと部品を外していきます。

 下記2箇所でちょっとてこずりました。
その1

 シリンダーブロックを割るには、先にピストンを外す必要があり、ピストンを外すにはブロックに4箇所空けてあるサービスホールからサークリップを外す必要があります。
 しかし、このサービスホールの3箇所がこんなんです。14mmの六角・・・。
 14mmの六角レンチなんて持ってませんし、普通のホームセンターにはめったに売ってません。
 仕方が無いので頭が14mmのボルトにダブルナットをかまし、さらに溶接して代用します。
 サービスホールの蓋が外れたら、この様にピストンピンを抜きます。
 恐らくピストンピンを抜くSSTがあるのだと思いますが、3/8エクステンションの太さがちょうど良い太さなので代用します。差し込んで押し付けながら回すと抜けます。
その2

 左右のシリンダー水路の奥深くにあるボルト、頭が12mmの12角です。
 12mmの6角は持っていても12角なんて素人は普通持ってません、というか、普通必要ありません。
 しょうがないので買いに行きます・・・が、案外12mmの12角ソケットって売ってないんです。
 そういえばハチロクのヘッドボルトも10mmの12角で、わざわざ通販でそれだけ買った覚えがあります。

 3店舗目でやっと発見、コー○ンオリジナルブランド品。
 しかしこれが、お値段なんと、ひゃ・ひゃくにじゅうえん!大丈夫かいな?回した途端パキって割れたりするんちゃうんか?
 とは思いましたが他にないのでこれ使うしかないです。

 使ってみましたが、全然大丈夫でした。
 左右シリンダー結合ボルトはたくさんあり、見つけにくいものもありますが全て外してシリンダーを割ります。
 ウォーターポンプの上のタイミングベルトアイドラー取り付け台座の横にボルトが1本隠れてるのがわからなくて、なかなか割れずに悩みました。
 親メタルは、距離のわりに磨耗がひどいような気がしますが、ブローの原因ではないようです。

 それにしても水平対向エンジンのメタルって直4に比べるとメタルの幅が狭い。メタルが弱いって言われるのもうなずけます。
 クランクシャフト。黄丸が3番、赤丸が2番。
 2番荒れてます。再使用不可っぽい?
 3番子メタル。
 地金が見えかけてます。
 2番子メタル。
 完全にダメです。

 2番3番の他はなんとか正常の範囲内でした。
 
 2番子メタル、ビロンビロンに延びて逝っちゃってます。
 エンジンブローの直接の原因はここみたいです。

 水温、湯温も油圧も正常値でE/Gオイルもまあまあいいのを入れてたし、E/G過ブーストでもなかったし、何よりエンジンもECUもドノーマルのはずなのに何でこんなことになるかな〜?


inserted by FC2 system