フロントブレーキローター&パッド交換

 この車買ったときから付いてた不明社外品ローター&パッドですが、ローターが限界近くまで削れてきており、近々サーキット走るので、残り少ないパッドもついでに交換しておきます。
 交換作業はいたって簡単です。4POTキャリパーなので、パッド交換は特に簡単です。 
 スリットの溝が消えそうなくらい減ってます。
 パッドが当たる部分と当たらない部分との段差が1mmくらいついてます。

 新品時の厚さが24mmで、刻印してある使用限界22mmまで減ってしまってます。物持ちの良い私でもさすがに交換します。高い物でもないですし・・・。
 まず、スライドピンの抜け防止金具を抜いて、ピンを抜きます。
 新品パッドに交換するため、ピストンを押し戻しておきます。
 ピストンが4つあるため、パッドを外してからだと、1つ押し戻すともう1つがまた戻ってしまい・・・と面倒なので、古いパッドか付いてる状態で2個一緒に押し戻しておきます。
 全てのピストンを押し込んだら、パッドを抜き取ります。
 残り溝3mmでした。

 ・・・もったいない、街乗りくらいならまだまだ使えます。
 ごはんつぶは最後の1粒まで、お百姓さんに感謝しながら食べるのが礼儀なように、パッド材が無くなって裏金が見えるまで使うのが礼儀と思ってます。たとえ裏金だけになったとしても、ローター攻撃性の強烈な究極のメタルパッドだと思えば大丈夫です・・・止まらないでしょうけど。

 というわけで、もう少し使えそうなので、待乗り用にストックしておきます。
 次に、キャリパーをナックルに固定しているボルトを2本外し、ナックルからキャリパーを外します。
 キャリパーが外れるとローターはフリーになります。
 まれに固着して外れないことがありますが、その時はでっかい板金ハンマーでブッ叩いたり、サービスホールにM8ボルトをねじ込んだりしてはがします。

 あれ?ブレーキホース、ステンメッシュに変えてあります。今日初めて気づきました。いや、純正でステンメッシュなのか?ま、どっちでもいいです。
 ローターが外れました。
 新品ローターです。
 バカ高いものを買うのもアホらしいので、純正同等品で一番安いものを買いました。純正品よりさらに5,000円くらい安く、フロント2枚セットで12,000円です。潟pロートという会社のモノで、純正品をメーカーに卸してる会社のようです。
 どうせ消耗品だし、純正状態で十分効きが良いのでこれで十分でしょう。スリット入りだとパッドの減りも激しくなるので、スリット加工も無しでOKでしょう。
 で、新品ローターをブレーキクリーナーで脱脂しておきます。
 本当はペーパー掛けしないと、ブレーキクリーナーだけでは表面の防錆加工は取れませんが、面倒くさいのでペーパー掛けは省略します。何キロか走ったら取れるでしょう。
 ローターをハブにはめ、キャリパーを固定します。
 新品パッドです。
 全自動車メーカーの純正パッドから新幹線のブレーキまで手がけて40年・住友電工のサーキットスペック(SEI CS)。ノンアス、ローメタルパッドらしいです。
 純正品製作メーカーというとなんだか頼りなさそうですが、そのノウハウは世界トップレベルらしく、下手なスポーツパッドより全然いい、と悪い評価は聞きません。おまけにそんなに高くないです。
 鳴きは全く気にしないし、削るともったいないので面取りせずにそのまま付けてもいいのですが、縁起物?なので、ディスクグラインダーで一応最小限の面取りをしておきます。
 体に悪そうな粉が舞い散ります。
 鳴き止めシム、付けても付けなくてもいいのですが、せっかく付いてるのでちゃんと2枚付けておきます。ブレーキグリスは省略します。
 パッドをキャリパーに押し込んで、押さえ板バネを入れてスライドピンを組み込みます。
 最後に抜け防止金具を組み込んで完成です。
 ローターの防錆処理が残ったままで若干茶色いです。
 この後、数キロ走ったらちゃんと表面処理が削れて普通の色になりました。

 純正金色ホイール、やっぱり金色が許せなかったのでつや消しブラックに塗装しましたが、195円の鉄部用塗料が悪いのか、下処理なしの下手クソ塗装が悪いのか、黄土色がかったきちゃない黒色、しかもつや無しというおかしな色になってしまってます・・・もう金でもドドメ色でもどないでもいいです。



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