GC8インプレッサをおしゃかにし、次は、実はニューハチロクというかBRZを買おうと思ってたのだが、色々考えているうちに何故かまたまた元祖ハチロクに戻ってきてしまった。 とりあえず、一時抹消状態なので車検を通さねばならぬ。 【現状で車検NGな箇所】 テールランプが半分点かない・ブレーキ踏んでもブレーキランプが点かない・助手席シートベルトが引き出せない・ホーンが鳴らない・車高が90mmギリギリあるかないか・とても車検に通りそうもないマフラーが付いてる・触媒が○○○○・タイヤに溝がない・ブレーキパッドほとんど残無し・シートレールが車検に通りそうにない材質と形状 |
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タイヤとブレーキパッドは新品購入、マフラーと触媒は前乗ってたハチロクのストックがあるので交換するだけでOK。 シートレールにはおまじないシールを貼っておく。 175/65-14サイズのKingStarなる中国製タイヤを7インチ幅のロンシャンに履かてやや引っ張り。 昔はこんなサイズあまりなかったから175/70-13ばかり履いてたけど、齢もくったし少し落ち着かなければ、と思いリア13インチから14インチに出世することにする。最近はフィットとかがこのサイズ履いてるみたいで出物が多くてうれしい。 |
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シートベルトとホーンは壊れていたので中古部品を買って交換。 | |
問題はテールランプ不点灯。こういうのが一番面倒臭い。 ひとつひとつ不具合箇所を潰していくしかない。とりあえず球切れ1個発見、でも4つあるテールランプの内2つが点かない。ヒューズは切れてないので断線か? ヒューズボックスから配線をたどっていくと、パーキングスイッチ以降電気が来ていない、というか、パーキングスイッチ壊れてるやん・・・。 イマドキの車には付いてない懐かしのパーキングスイッチ、必要ないので配線直結。これでテールランプは全て点灯するようになったがブレーキランプはまだ点かない。 さらに配線をたどっていくと、ランプフェイリアセンサーユニットまでは電気が来ているが、以降電気が来ていないのでランプファイリアセンサーを開けてみる。ビンゴ!1箇所ハンダが割れている。前期アペックスゆえに無駄に豪華に球切れ警告など付いてるからこうなるのだ。ハンダ付けするとブレーキランプも点灯するようになった。次ハンダ割れしたらセンサーユニットジャンプして直結してやる! |
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次は車高。特に後ろ側が90mmぎりぎり。車検の時にガソリン減らしてタイヤ空気圧3.5kとか入れれば余裕で通りそうなのだが、現状車高の前後バランスが気になる。A寸法170mmに対しB寸法150mmと純正時の前後バランスより15mmリア下がりなのだ。リア下がりなのは一向に構わないのだが、雪山を走るにはもう少し車高が欲しい。経験上、私の環境ではA・B寸法で160mm以上は必要だ。190mmまで上げると若干車高高すぎになるので目標は前後170mm。夏と冬で車高変えればいいのだが面倒なので、変更なしでオールマイティーに使える車高に固定してしまいたいのだ。 現状、前足は実寸でシェルケースが45mm程ショート加工された車高調が付いており、自由長200mで7kのバネをプリロード0で組んでA寸法170mmとなっている。後足はTA481に自由長220mm・バネ定数不明(4〜5kくらいか?)のバネがプリロード5〜15mm位で組んである。 フロントはこのままでいい感じなのでリアだけ20mmアップさせたい。まずショックが短すぎるのであと25mmくらい長いショックを探し、さらにバネを遊ばせないためにもう少し長いバネを探すかスペーサーをかませることにする。 リアショックは定番のAE831といきたいところだがそれでも若干長さが足りない。リバウンドストロークは現状で42mmくらいなのでこれ以上小さくしたくないためAE831よりさらに長いショックを探す。 困ったときのヤ○ーオークションだが、中々いい出物が無い。我慢できずにかなり予算オーバーだがSECTIONの全長調整式ショックの新古品を落札してしまった。こいつが中々よくできていて、AE831と大体同スペックながらAE831より長短30〜40mm調整可能なのだ。しかも室内から減衰力調整ができる。 |
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現状のバネに20mmのスペーサーをかませて、この状態でプリロード0になるように長さを調整してやれば完璧! 今までのTA481のガスが抜け気味だったのか、ガス圧のせいで目標の車高を10mm程オーバーしてB寸法180mmと、ハチロクにはあるまじき「フェンダーとタイヤの間指一本」という高い車高になってしまったが、プリロードかけて車高を下げてリバウンドストロークを更に減らすよりはいい。 リバウンドストロークが35mmと減ってしまったのは残念だが、ショックがへたってきたら丁度よくなるかな? これで足も決まったし車検も余裕で通る。 |
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ついでなので目立ったところのサビ処理をしておく。 運転席と助手席フロアにはPOR-15を奢る。 PORを使ってしまうと、もう「走るための修理」ではなく「旧車再生」の域に達してしまうのでこれを使ってしまうと負けだと思っていたのだが仕方がない。そろそろ30周年をむかえて新世代86が発売されてはいるが、個人的にAE86はまだ現役車だと思ってる。 |
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リアは経費削減のためホームセンターで一番安い錆止め塗料(鉄部用)。 ちょっとサビがまわりはじめてるリアフェンダーと、もうほとんどサビだけで出来ているような状態のジャッキアップポイントは後回し。しっかりサビを落として(そんなことするとジャッキアップポイントはほとんど無くなってしまうけど・・・)、メタルレディで下処理してからPOR15のクリアーを塗りたくってやる! |
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ついでについでに点かないルームランプも直しておく。当然のようにルームランプが付く車に乗ってる人にはわからないだろうが、これが点かないのは案外不便だ。 点かない原因は端子のリベットがもげて端子が外れてるだけなので、ここを繋ぎ直せばいいだけなのだが、どうしてもルームランプAssyを天井から外す必要がある。 こ れが問題で、ルームランプAssy取り付けネジの真下をロールバー(しかも溶接どめ)が通っていて、そのクリアランスが狭すぎてドライバーが入らない。ラチェット型のできる だけ薄い差し替え式ドライバーでも入らないのだ。 仕方がないのでドライバービットの先端と根本を切断してSSTを作ってなんとか外し、修理完了。 運転席側のドアカーテシスイッチが不良で、常に開いた状態になってるのはそのうち対策することにする。 |
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これで完璧と思いきや、意外なところでケッチンを喰らう。ヘッドライトの光軸調整ネジがバカになってて光軸が出せない、バイザーが無い、ドライブシャフトのセンターベアリングがご臨終でガタガタ、ホイールが歪んでる・・・等々 通常の継続検査なら問題にならないところも、一時抹消からの再登録の場合きびしいようだ。 ヘッドライトは予備のヘッドライトに交換、サンバイザーは他車のバイザーを無理やり付けてごまかして、センターベアリングはこの際新品購入。 なんとか無事車検取得! |